ポンフー島旅行記-3
ポンフー島旅行記3日目。
まずは朝食。この日はホテルで食べずに街に出て、
めいめい好きなものを食べ歩き。
一足先に台北に帰ったラオパンが用意しておいてくれた
マグロの刺身付きで、朝から豪華~♪
街中のベンチで、燒餅を食べつつ刺身を食べるあやしげな一行
しかし、実はこの日、ホテルで朝食をとらなかったのには理由が。
前日の朝食の際の出来事ですが、
6時半から朝食、7時10分にホテル出発と聞いていたワタシたちは、
出発まで時間もないのでちょうど6時半ごろにホテルの食堂へ。
すると、まだ準備が整っていなかったようで、店内は薄暗く、
テーブルには、胡瓜のキューちゃんみたいなものがのった皿と
日本人には好き好きの分かれる肉そぼろ(肉鬆)の入った小鉢、
塩をまぶした皮付きピーナッツが並んでいるだけ。
ワタシたち「あのー6時半からですよね?」
店のおばば「まだ準備できてない!6時40分からだよ!」
すでにケンカ腰。別にアナタに非があるなんて言ってないんだから、
そんなに怒らなくても。ただの行き違いでしょーに。
日本人&日本人感覚慣れした台湾人一行であるワタシたち、
若干むっとしつつも、ま、10分くらいいいかと、ロビーへ。
しかし、怒りのおさまらないオババ。
地下にある食堂から階段をかけあがってきて、
受付のオネエサンに、なにやら喚きたてている。正直うんざり。
喚きたてている間に準備してくれ。あと10分しかないぞー。
そんなやりとりの後、6時40分ごろ再度食堂へ行ってみると、
食堂のテーブルの上にはなんとも豪華なお料理が~!
上記のキューちゃん、肉そぼろ、ピーナッツに加えて、
なんと、白粥ちゃんが追加、なーんてデラーックス!
・・・・なんて言うと思う!?
オババ、アレだけ怒りくるって、出す料理がコレかい?
後から聞いた話によると、「時間より早く来られたから、
料理を準備する時間が足りなかった」ということで、
こういうメニューになったらしい。
でも、食べ始めたのは、オババの主張する通り、
6時40分からですよねぇ?なんで?
って、もしかして嫌がらせをされたってこと?
朝ご飯だから別にお粥だけもいいんですが、
旅行中にホテルで食べる食事としてはなんとも味気ない。
し、なんだかこういう態度って・・・正直・・・
ムカツク!!!
と、心の中でひそかに、オババに対する殺意をいだいていたところ、
何事でもないというような顔をしていた台湾人スタッフたちも
実は、ムカついていたらしく、翌日の朝食はパスすることに決定。
この日の、めいめい朝ご飯を食べる、に相成ったのです。
あー、ポンフーの街で食べる焼餅はおいしかったー!ぷーんだ
さて、ワタシの思い出し怒りはおいといて・・・
3日目は、白沙・西嶼・馬公・湖西エリア観光。
まずは、「西台古堡」へ。
「西台古堡」は、西暦1887年、海賊の侵入を防ぐために
作られた要塞で、国家一級古跡に指定されているそう。
天然の大きな岩盤をくり抜いて作られた要塞で、
敵から見つかりにくいよう、敵が簡単に侵入できないよう、
爆弾が爆発した時に最小限の被害にとどめられるよう、
いろいろな細工が施されています。
上部は砲台になっています。
続いて、「大義宮」へ。
コンセプトがいまいちよく分からない寺なんですが、
表には、「もう美しいのにもっと美しくなろうと望んだ姫」や、
「もう金持ちなのにもっと金を欲しいと望んだ人」の、
こんな↓レリーフが飾られており、
内部には、無数に珊瑚が貼りつけられた洞窟があり、
池には大小のカメが泳いでいました。
なぜ、天然でもない珊瑚を集めてきて、貼り付けたのか?
なぜ、カメが必要なのか?
不勉強で申し訳ないですが、由来など分からないままです。
続いて、「通〔木+梁〕古榕」へ。
元は1本の木だという、樹齢300年のガジュマルの樹。
保安宮一体、660坪を覆いつくしています。
隙間からもれる陽光がキラキラ。
樹の下には、売店やたくさんベンチがあり、
近隣の人たちの憩いの場にもなっているようでした。
さて、続いては昼食。
もう、一日目の昼なんだか二日目の夜なんだか、
いつのご飯だか分からなくなってきましたが、
この日も海鮮料理一汁八菜。ジャンクフードタベタイ~
サクサク蝦捲と、岩のりのスープがおいしかったです!
食後は、「天后宮」と周辺散策。
「天后宮」は、1592年に建てられた台湾最古の媽祖廟で、
台湾の第一級古跡に指定されています。
この廟は、大陸から来た職人によって作られたそうで、
「この階段の石も大陸の石です!」とガイドさん(笑)
趣きある街並みを散策&ショッピング。
あまり物欲が強くなく、食べ物以外のおみやげを
自分に買うことはほとんどないのですが、
3日間もポンフー漬けで、なんだかポンフ~な気分になっていたので、
思わず、小さな玄武岩がついた中国結びのストラップお買い上げ。
昔の井戸の後。何度も水をすくうチビッコたち。
ポンフー島2泊3日はこれで終わりです。
自分たちだけではなかなか行けないポンフー島へ行き、
こんなにたっぷり満喫できたのは、
社員旅行に参加できたから。感謝!
最後に、さんざん食べた「花枝丸(イカダンゴ)」。
また食べに行きたいなぁ~。
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コメント
食堂のオババ、ムカツキますね。ぜんぜん、客商売って言うのがどういうものなのか、わかっていませんね。
トロントでも中国系の店に行くと、こんなような思いをすることがありますが、「中国だから仕方ないね」と言う結論になってしまいます。
最後のイカダンゴが妙においしく見えます!
>dobozupeさま
台湾も、一般的にそう接客態度がいいとは思わないのですが(ご飯食べながらレジ打ち・客がいても同僚とおしゃべり等)、ここまでひどい態度を、しかもホテル内でとられたのは初めてで、正直かなりむっとしていました。
接客の悪さについて、客(台湾人)もそう怒っている様子がないので、もしかしてこれがあたりまえなのかも?日本に帰ると王族貴族になったような気すらします。ははーっ(平身低頭)って感じ。
イカダンゴ、ぷりぷりでおいしいんですよー。
冷凍のものを買ってきて、家で揚げたり焼いたりして食べてますが、十分にうまい!です。食べ物はおいしんですけどねー・・・☆
投稿: dobozupe | 2007年6月19日 (火) 03:35
イカダンゴにもう1票!
なんというか、ね。
日本でもおかしな対応をするお店はあるわけで、そういうところではだまーって食べて二度と行かないを貫いています。
喧嘩してもイライラしても対応が良くなる訳でも味が良くなる訳でも無いようなので。
そういう意味ではドライになったみたいです。
良くない事だと思っているんですが・・・
焼餅と刺身は合うので?
>外付け胃袋さま
イカダンゴ、おいしそうでしょー。
本当にぷりっぷりでおいしいんです!
台湾の接客は、うーん、そう好くもないと思うのですが、習慣の違いということで、普段はもう慣れちゃってます。逆にいい思いをすることもあるし。台湾人朋友には「言わないから」とよく言われます。言わないからサービスの必要がないと思われる、とのこと。不思議な感覚だけど仕方ないですね。でも、ポンフーのおばばには未だ、むかっぱら!!!ですけどー(笑)
日本に帰ると王侯貴族になったような気がします☆
投稿: 外付け胃袋 | 2007年6月19日 (火) 07:53
おはようございます、けんこう様
でた!!逆ギレおばば(笑)!!
こっちにあたっても仕方がないのに。
ムカムカしますね~。
イカ団子美味しそう。がぶっといきたいです~。
「通〔木+梁〕古榕」、凄いですね。
こういう雰囲気好きなんですよ。
木漏れ日の優しい光の写真が素敵ですね。
>いけこさま
でましたよー!
ゴ×××に続いて(?)、逆切れオババが~!!!
ちっとも心が広くないので、けっこうマジムカしてしまいましたが、他のみんなは誰も怒ってる様子がなくて。あーワタシって大人げない・・・(笑)
「通〔木+梁〕古榕」、きっといけこさんお好きだと思います。
Qingzuiさんも紹介されてましたが、木漏れ日がキラキラで、木のオーラっていうんでしょうか、リラックスできる空間です。
投稿: いけこ | 2007年6月19日 (火) 09:52
ははっ♪
けんこうさんでもムカツキましたかぁ(^_^;)
でもホテルの朝食おばばのお陰で朝から豪華なマグロの刺身がいただけて、考えようによってはおばばに感謝っすね(^^♪
ポンフー島行ってみたいなぁ
社員旅行で行けたけんこうさん
本当に羨ましいです(^^)
>longstay8さま
えぇ、ムカッときてしまいました~。大人げなく☆
でも、longstay8さんのおっしゃる通り、おかげで朝からマグロを食べられたし、ポンフーの一般的な朝の風景をを味わえたので結果オーライです!
ポンフー島、なかなかいいところですよ。
西洋色を感じさせないリゾート地(日本の漁村に近い?)で、なんだか懐かしい気分になれます。
投稿: longstay8 | 2007年6月20日 (水) 22:56
朝から気分悪くさせてくれたオバさんですね。
ホテル側からは謝罪のようなものはなかったんでしょうか?
イカ団子、美味しそう♪夏休みシーズンが終わる9月頃にポンフー行き計画をしてみようかなぁ。その際には、食堂オババのいるホテルには泊まらないようにします。
>bananaさま
ないないないない!謝罪などいっさいない!笑
オバさん以外はフツーにいい人たちだったのですが、オバさんだけ残念!怒りのオババ、すごい迫力でした。。。
イカダンゴ、本当においしかったです!ビールにあいますよ~♪ぜひ遊びにいかれてください。陽射しが強いので、日焼け止めをお忘れなく!あっ、その時はオババのホテル名、お教えしますね☆
投稿: banana | 2007年6月21日 (木) 11:48
台湾人って時間にルーズですよね~
日本人からするとなんで?って思うこともしばしば。
もうちょっと時間を守ってほしいです。
澎湖っていろいろと見るところがあって、とっても楽しそうですね~
しかも、食べ物がおいしいってことなので、絶対いつか行ってみたいところです!
>ろんろんさま
本当に!時間を守らないのはあたりまえ!?
でも、それ以上に、過ちを認めずに逆ギレしたりするのが困りものです。日本人的発想では「とりあえず謝れば?」と思うんですがねー。すっごく良いサービスの店もたくさんあるので、国民性というよりは個別差なんでしょうか・・・。
澎湖、ワタシたちは2泊でしたが、皆さん1泊で行くことが多いようです。でも3日あれば、すみずみまでまわりきれます。
いつか、ご主人とお子さんと3人で行けたらいいですねー♪
投稿: ろんろん | 2007年6月21日 (木) 20:45
台湾でムカついたことってめったにないので、
こんな人もいるんだ~って思いました。
そういえば、イタリアでけんこうさんと同じような目にあったことを、思い出しました~。
遥か昔のことですが。(笑)
焼餅&刺身なんて、新たな出会いです!
うちの父はマグロを愛しているので、
カレーライス&マグロの刺身、ドリア&マグロの刺身をやってのけるのですが、父もびっくりですよ~。
>kiyoさま
そうですか!?
きっとkiyoさんの人柄と行いがいいからに違いない!
ワタシは時々ムッとしてますよー(笑)
ほとんどの場合ムッ止まりですが。
もちろん日本でも時々あったので、仕方ないと思ってます。
今回のオババはちょっと行きすぎだけど。
お父様、マグロを愛してらっしゃるんですねぇ。
カレーライス&マグロの刺身、ドリア&マグロの刺身の方が、ずっとすごいと思います!!!
いつか、お父様と一緒に、東港でマグロ三昧というのはいかがでしょう?
投稿: kiyo | 2007年6月22日 (金) 20:58
四つ目井戸の所に行かれたんですね。でも、ここで本島に見て欲しいのは四つ目井戸ではなくて、その周りにある日本時代の建物なんですよ。その井戸の所にある薬屋さんは和洋折衷のバロック建築で有名です。その前にある河西印刷所は表の壁だけを残して、裏は全部新築です。そんな汚い表を取り壊して全部新築にしようとは考えなかったんですね。そのほかにも澎湖には沢山の日本時代の建物があって、何十年か昔にタイムトリップしたような感じになります。又来て下さいね。
>甘ちゃん@台湾さま
コメントありがとうございます!
甘ちゃん@台湾さんは、ポンフー島に住んでらっしゃるんでしょうか?
ポンフー島には、夫の会社の社員旅行で行ったのですが、日本のガイドブックにはポンフー島のことがあまり載っていないため、事前の下調べ不足で行くことになってしまいました。
あの井戸は、四つ目井戸と言うのですね~。
和洋折衷バロック建築の薬屋さん、次回行った時はぜひ見たいと思います。
台北から高雄に移って、高雄にはポンフー料理を出すお店が多いため、以前よりもポンフーが身近な存在に感じています。紅新娘のファンになったので、ぜひそのシーズンに行きたいと思います。
投稿: 甘ちゃん@台湾 | 2010年1月20日 (水) 18:33
これらのウミガメは漁に出た島民が網に掛かったウミガメを大義宮に奉納したもので、三種類のカメすなわちタイマイにアオウミガメ、アカウミガメがいます。結構大切に育てられているようです。
>甘ちゃん@台湾
そんないい話だったんですね!
教えていただきありがとうございます。
いまさらながら、そう伺うとありがたいものに感じられます~。
次回ポンフーに行く際には、もっとまじまじ、カメちゃんたちを眺めたいと思います。
ありがとうございます。
投稿: 甘ちゃん@台湾 | 2010年5月 3日 (月) 16:59