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「手紙」 東野圭吾

ココログがここ2~3日メンテナンスを行っていたようで、

コメントが入らなかったりと、ご迷惑をおかけしました。

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最近、読書ざんまいの日々を送っています。

「読書の秋」とは誰が言いだしたことかは分かりませんが、

確かに秋になると本を読みたくなるから不思議。

熱いコーヒーと甘いお菓子、そして小説。

それでけですごーく幸せ。安上がりなワタシ。


さて、1番最近読んだのは、東野圭吾氏の「手紙」。

今年11月、山田孝之氏主演で映画化された原作本です。

Photo_41

両親のいない、2人きりの兄弟の兄・剛志が強盗殺人の罪を犯す。

弟の大学進学の費用を得るために、1人暮らしの老婦人の家に

忍び込み、結果としてその老婦人を殺してしまう。兄は服役する。

その兄から、弟・直貴のもとに毎月1度手紙が届く。

しかし、直貴が幸せをつかもうとするたびに、

「強盗殺人犯の弟」という差別が彼の前に立ちはだかる。

反面、「不幸な」彼を気遣い同情する逆差別も・・・。


これを読んでどう思いますか?

「罪を犯したのは兄であって弟を差別するのは不当だ。」

「いかなる理由があれども、人を差別することは悪である。」

そう思うのではないかと思います。

時には、差別に対し憤り、嫌悪し、自分は決して差別する側に

まわることはありえないことだ、と思うかもしれません。

でも果たして私たちの中にある思いはそれだけでしょうか。

ならばなぜ、この世の中には差別があるのでしょう?

この小説を読み進めるうちに、何度も自らを省みてしまいます。

現実を、自分の内面を直視しろとせまってくるのです。


小説中で、ある人物が直貴に対してこう言います。

「差別はね、当然なんだよ。犯罪者へそれに近い人間を排除する

というのは、しごくまっとうな行為なんだ。

我々は君の事を差別しなきゃならないんだ。

自分が罪を犯せば、家族をも苦しめることになる。

全ての犯罪者にそう思い知らせるためにもね。」

冷酷にさえ思えるこのセリフを、小説を読む前と読み終わった後で、

違った風に受け止める自分がいます。

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⑬.本&DVD 」カテゴリの記事

コメント

コメントできなくて張り込んでたkaori☆です 笑
本私も結構読みますよ~!
(というか本が友達?・・・ヾ(・ε・。)ォィォィ)
「手紙」もおもしろそうですね!今度機会があったら読んでみたいと思います。今ゆーっくり読んでいるのは以前ハード本で出ていた「模倣犯」の文庫版です。これまた犯罪系~!ちびりちびり読んでます☆

投稿: kaori☆ | 2006年12月 8日 (金) 00:17

直ったようでよかった!
家でも駄目で会社でも駄目でウズウズしておりました。

風邪も復調・・・早速徹夜中です。

投稿: senchan | 2006年12月 8日 (金) 00:20

差別について考えてるね・・・
犯罪者やそれに近い人に対してのくだりのところは
そうね・・・って納得もできますが、
自分を省みると国籍関係での(差別とまではいかなくても)優越感みたいなわけで・・・
でもそれって何も罪ない人に対してだもんなぁ・・・
なんか自分って小さい人間です。(今更だけど。)

投稿: 87 | 2006年12月 8日 (金) 00:46

この本読みました。東野圭吾は好きなので。
映画では山田孝之が出てるのですねぇ。弟役?
彼は白夜行にも出てたし東野圭吾の作品には
これからも出るのかな?
読書、いいですよねぇ。
寒い時期は温かくして読みふけるのがシアワセ。
帰省中は図書館で借りまくって読んでます。
帰省日が決まると読みたいものは予約してます(笑)。

投稿: dearten | 2006年12月 8日 (金) 10:43

いつも楽しく拝見しています。今度台湾へ里帰りしたら食べに行こう!と生唾ゴクンとし耐えています。わかりやすく読みやすいので大変参考になります。ところで「手紙」は私も結構考えさせられました。自分なら・・・。とか想像をめぐらせ、周りのみんなにも「もしもさ、もしも娘の婚約者の兄が・・・ねえ」とか質問しまくりで少々迷惑がられています。大半が血筋が大事で遺伝関係ありなので親戚にはいて欲しくない。との意見に対し、面白い意見がありました。一切血筋など関係ない。人の性格は後天的環境で作られると言う意見。これには「ンー」と考えてしまいました。もしも読書がお好きでしたら私の住んでいる宮城県仙台市在住の作家で伊坂幸太郎さんのものなどお勧めします。私の一番のお勧めは「終末のフレール」です。お時間のあるときにでもお読み下さい。読後感想などお聞きできたら嬉しいです。

投稿: 李千春 | 2006年12月 8日 (金) 14:22

突然に失礼いたします。コンシェルジェと申します。素晴らしいブログサイトを運営されていますね。海外赴任者向けのコミュニティサイト「海外赴任blog」がオープンしました。よろしければ、一度ご訪問ください。皆様のご赴任経験が、これから海外赴任される方々へきっと勇気と安心を与えられると思います。

投稿: コンシェルジェ | 2006年12月 8日 (金) 14:52

昨日は楽しいひと時でした。
新たなお店発見!!嬉しい限りですね。
ブログでのけんこうさん&会ってお話をしているけんこうさん…
私はすごく刺激を受けます。
そして、自分の知識の無さや薄っぺらい考え方にガッカリしたり…。
な~んて、まじめなコメントを入れちゃいましたね。
でも率直な私の感想。
けんこうさんと話をすればするほど、新たな一面&しっかりした考え方に驚かされます。
「手紙」の紹介も素晴らしいな~と思いながら読まさせていただきました。

投稿: リーホイ | 2006年12月 8日 (金) 18:24

kaori☆さま
わーい、コメントありがとうございます!
何日も接続できなくて、見捨てられてしまうかも!?と小心者のワタシはどきどきしていました~笑
kaori☆さんもですか!ワタシも本が友達かも・・・。
読み始めると一気に読みたいたちなので、もったいないことにあっという間に読み終わってしまう~。高級品なのに!
「手紙」、なかなかオススメです。機会があったらぜひ!宮部みゆきの本も大好きなので「模倣犯」も読んでみたいデス♪

投稿: けんこう | 2006年12月 8日 (金) 20:30

senchanさま
メンテナンスのことを全く把握していなかったので、外出からうちに帰ってコメントが全然入ってなくて愕然としました(笑)
2日半もかけてメンテナンスしたのに、新しく加わるはずだった機能は結局うまく設定できなかったそうです。ココログ、しっかりしてくれぃ!
senchanさんの風邪もよくなったようで良かった!でも早速徹夜って・・・。またおいしいものたくさん紹介してくださいネ!

投稿: けんこう | 2006年12月 8日 (金) 20:35

87母さま
そうなのよ~。
犯罪者やそれに近い人についてはまだ納得できるけど、何も悪い事をしていないのにおこる差別も多いし、自分の心の中にもそういう部分があるってことを直視して、気分的にちょっとしんどい。
解説に書いてあったのだけど、ジョンレノンが射殺された後、ジョンレノンの映画を作ろうとしたとき、オーディションで選ばれた男性の本名が、実は射殺した犯人と同じだと分かって、オノヨーコはその男優を降板させたんだって。その男優にはなんの罪もないのに、愛と平和を歌い続けた人がそういうことをしたその理由を、本の中にそれぞれが見出せる気がします。気が向いたら読んで見てちょ。

投稿: けんこう | 2006年12月 8日 (金) 20:43

deartenさま
この本、deartenさんも読まれましたか。
彼の本は深い内容のものが多くて、読み応えありますよねー。私も大好きです。映画では、兄役が玉山鉄二、弟役が山田孝之のようです。彼は東野圭吾原作の他の映画にも出ているんですねー。イメージがあうのかな。
そろそろ台湾も秋らしくなってきたので、うちの中で暖かい格好をしてのんびり読書するって、サイコーの幸せですよね~。出不精になりそうな予感が・・・。

投稿: けんこう | 2006年12月 8日 (金) 20:50

李千春さま
いつも見ていただいて&コメントいただいてありがとうございます!
「台湾へ里帰り」ということは、千春さんは台湾の方ということですか?日本語がお上手(自然)なので、もしかしたらご主人が台湾の方なのかもしれませんねー。
「手紙」はすごく考えさせられる小説ですよね。この小説の場合は、罪を犯した人に対してなので、そういう差別がおこりうることもまだ理解できるのですが、世界中でおこる人種・宗教などによる差別は、理由なき差別。人間ってコワイですね・・・。
恥ずかしながら、伊坂幸太郎さんという作家を知りませんでした。千春さん教えていただいてよかった!「終末のフレール」、きっと読んでみますね!感想をご連絡します。
今後ともよろしくお願いいたします!

投稿: けんこう | 2006年12月 8日 (金) 22:55

コンシェルジェさま
メールありがとうございます。
ぜひ訪問させていただきます。

投稿: けんこう | 2006年12月 8日 (金) 22:58

リーホイさま
ちょっと照れくさいけど、うれしいコメントありがとう!
こちらこそ、昨日は楽しかった~。
メールしようかと思ったのだけど、行列ができてた香港料理の店、けっこう有名な店かも。数ヶ月前の台北ウォーカーの、読者が選ぶ台北の香港料理No1に選ばれてた店でした。なんと。今度はここにする?
私こそ、リーホイさんにいろいろ刺激を受けているんだよ~。いつもキレイでスリム、なのに(?)家族のためにすごく尽くしているリーホイさんに会うと、私もがんばんなきゃなぁ、と思ったり。
「手紙」、テーマは重いけど、とてもいい小説なので、ご主人のをぜひ読んで見てね!

投稿: けんこう | 2006年12月 8日 (金) 23:09

東野圭吾さんってやはりいいですね。「手紙」にも差別という重いテーマが含まれているようですね。
実はこの前、彼の「片想い」を読んだ後、この「手紙」も日本で購入して取り寄せたところです。年末年始に読もうと思っています。

投稿: dobozupe | 2006年12月 9日 (土) 02:34

dobozupeさま
dobozupeさんがご自身のブログに「片思い」のことを書いてらしたのを読んだ時、私もすでにこの「手紙」を申込み済みだったので、本当に楽しみに届くのを待っていました。
予想にたがわず本当にすばらしい小説で、重いテーマですが、自分の中に常にある迷いや疑問への答えがでたような気がします。
トロントのクリスマス休暇は長いのでしょうねー。ゆっくり読書楽しまれてください!台湾は元日だけ休みデス・・・。


投稿: けんこう | 2006年12月 9日 (土) 15:33

お!!これはいいことを聞きました。
私もここ数年、読書が好きになっていろんな本を読んでいます。
が、新作や話題作から少し遠ざかっていたので、けんこうさんの日記を読んで、私も読んでみたくなりました。
ぜひぜひ時間を見つけて読んでみようと思います。

投稿: ろんろん | 2006年12月11日 (月) 21:13

ろんろんさま
映画化された小説というと、どうかな~?なんてうがった見方をしちゃうひねくれもののワタシですが、この小説はかなり考えさせられる内容で、とてもよかったです。映画の方も機会があったら見てみたいなぁ、と思っています。
ろんろんさんの読書はジャンルが広そうですねー。ワタシは小説ばかり読んでいるので、何かオススメがあったらぜひ紹介してくださいね!

投稿: けんこう | 2006年12月12日 (火) 00:14

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